NICO(ヘアメイク)vs古波津監督対談#2
古: この屋根の上で二人が布を広げるところでは、彼女が後ろ向きに写った瞬間、すごく美しい編 み込みが見える。あれはどういう発想で作ったの?
ニ: あのヘアーが一番のお気に入りかなぁー。私のテーマになったのは作業感!
ストーリーの中で2人で同じ仕事、作業することでより相手の事を想う片思いみたいな気持ちのシーンで、彼(ヴァンソン)の仕事をさせてもらっている敬意が出せればと思いました。プリシラのヘアーは、異国感を大事にしました。
それから、初めてプリシラにお会いした時にセンターパーツに、コメカミのラインをボリューム付けたラインが似合うっ!と思い絶対取り入れたいヘアーでした。
後ろからみる編み込みは、作業感からきっちり固く編み込み、形は、コスチュームのSERIKAさんの赤いドレスの胸の刺繍(ステッチ)から連想して作りました。
古: 二人が王冠やランプシェード被せられたりして立たされる、『セレモニー』と呼ばれてるシーンがあるでしょ?あそこのヘアーは一瞬しか見えないけど、強烈ですごく面白いね。どうやって作ったの?
作り方
針金にすき毛で土台をつくる
プリシラの髪の毛を細かくブロッキング
針金土台を乗っけて、髪の毛をはわせる
一つ一つ形が出来たら真ん中に、揺れて光ると言ってジュエリーのmugyuさんに作ってもらった、アクセサリーを付けさせてもらいました!全体がすごく重くなっていて、女優のプリシラには、感謝の気持ちで一杯です。
『ありがとう‥プリシラ!!』
古: 次回、おもしろヘアーの謎に迫ります!お楽しみに。
◆映画「マリオネット」の詳細はhttp://www.no-work.com/marionette/
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