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コロラドでダブル受賞!!

今回の吉報はコロラドの「ブリッケンリッジ映画祭」です。
28回目を迎えるこの映画祭は60本ものインディ作品と、数本のメジャー作品を上映しました。

なんとそこで『マリオネット』が栄えある最優秀撮影賞と最優秀音楽賞の、ダブル受賞です!
撮影の辻さん・照明のモリタさんと音楽の赤城さん、ハラダさん、やのさんはじめ、チームのみなさんにあらためて拍手です!素晴らしい!
breckfilmfest 018-2.jpg
受賞トロフィー (左:最優秀音楽賞 右:最優秀撮影賞)

(今回は
コンピューターのトラブルもあってブログ掲載が遅れ失礼いたしました。)

映画「マリオネット」の詳細はhttp://www.no-work.com/marionette/


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カナダの国際映画祭で受賞!

camera_guy_bottom[1].gif(左のイラストはニッケル・インディペンデント国際映画祭ウェブサイトより)

吉報です!
カナダで開催された『ニッケル・インディペンデント国際映画祭』で、「マリオネット」が最優秀美術デザイン賞をいただきました!
今まで三つの映画祭に入選していましたが、ついに初受賞です。

とは言え、この映画の美術は東野高校そのものが美しく、他の事で言えば役者や衣裳、ヘアメイクが素晴らしいのです。そしてそれを画像に落とし込んだ撮影、照明の力。

そう思うと総合的に評価されたとも言える、本当に誇らしい受賞です。何せアートフィルムなのですから、美術が評価されるのはこの上ない喜び。

東野高校と後押しして下さった皆さんには、あらためて感謝です。

ついでに吉報。
同時期に完成した短編『トランスファー』もフロリダの『インディペンデンツ映画祭』で入選しました。こちらは9月開催です。

それぞれに全く違う個性の、それでいてどちらも深い思い入れのある作品たちです。もっと世界中の映画好きに見てもらい、喜んでもらえる事を願ってます。

古波津


映画「マリオネット」の詳細は
http://www.no-work.com/marionette/


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ブルックリンの国際映画祭報告

ブルックリン・アーツ・カウンシル国際映画祭報告
NY1.jpg
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4月28日、ニューヨークのブルックリンの映画祭へ参加してきました。
『マリオネット』上映は28日、午後7時頃。場所はギャラリーがひしめき合うブルックリン橋のたもと。
行くと、ん?見た事あるぞここ…。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』という映画の名シーンになった場所だ!と分かり、興奮。古さがクールな景色です。

上映会では、世界中の実験映画を上映していましたが、久々にアート系の映像をたくさん見られて新鮮でした。上映後には挨拶を少々。映像の美しさに驚いたという意見をお客さんからいただいたり、主催のディレクター、アグネスさんからは、『本当に愛すべき映画よ!』と愛情たっぷりに迎えていただきました。
映画は単純に国境を越えて伝えたいものを語ってくれるので、すばらしいメディアです。

さて、次回上映はコロラド州ブリッケンリッジ映画祭です。こちらでは『ドラマ部門』で入選しました。6/7の午後4時に上映されます!

古波津

映画「マリオネット」の詳細は
http://www.no-work.com/marionette/

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大橋(メイク)vs古波津監督対談#4

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古: 実は真夏にあの肌の質感を出すのって相当大変だったと思います。
黙ってても汗かくし、なんたってファンタジーは余計な匂いがしてはいけないですから。
さてさて、最後の質問になりましたが、大橋さんはどのシーンが好き?

大: セレモニーのシーンでアンバーちゃんがプリシラ人形にランプシェードをかぶせたり、、と遊ぶ映像の色や動きが好きです。
赤いドレスを着たプリシラのシーンもとても目を惹きます。特に森の深い色の中でのドレスの赤が魅了されます。すごくきれいな赤!
この作品は声が聞こえてこない分、音と色によって感情やメッセージが自然と伝わってくる作品だと感じました。
強い想い、メッセージがありながらも押し付けでなく耳元でそっと囁くような優しさがあって素敵です。 

古: 大橋さんありがとうございました!
次回はマリオネットのワルツシーンに響く、素晴らしいワルツの作曲/ヴォーカルを担当してくれたやのさんの登場です!

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大橋(メイク)vs古波津監督対談#3

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古:  『マリオネット』では、素敵に見せるだけでなく、おとぎ話の雰囲気とか質感を大事に、という課題があったけどどうやってクリアしたのかな?

大:  実際にメイクをする段階になって、特に『抜き』を大切にしました。余計なものは削ぎ落とし、肌そのものの透明感と強さを出していこうと。質感は何かを加えたり創り込んでいくだけでなく、抜いていくことでも表現できるので、
今回はそういった作りかたをしました。ただ単純に生っぽさが残り過ぎるとリアルに伝わりすぎてしまうのでぎりぎりのラインで攻めていきました。また、そうすることでヘアや衣裳とも上手く融合出来たのではと思います。

古: 今回は生っぽくなるのを一番敬遠してたので、その点実にプロフェッショナルなせめぎ合いをしたと思います。人間的だけど、生っぽくない、とてもいい質感に仕上がってるよね。
『マリオネット』は大橋さんの元々持っている世界観とクロスしてるところがあると思ったけど、どうでした?

大: そうですね、私自身の作品のコンセプトでもある“美しいけれどどこかズレている愛らしさ”がNICOちゃんの創り込んだヘアデザインと合わさることで表現されたように思います。とても刺激的でした。
また、デザインされたメイクを施すのではなく私の感じる自然な色やかたちを引き出して顔に向かえたことはとてもうれしい事でした。
細かいところはほとんど制約なく任せていただけたので私自身も楽しみながら物語に入っていくような贅沢な時間だったと思います。

古:  正直、口出しできないくらい微妙な世界だよね。肉眼で見ているのと、映像で見るのとでもまた違うし、これはお任せするしかないです。でも長い準備期間を一緒に考えてもらっていたので、安心してお任せできました。

次回は大橋さん最終回です。お楽しみに!
 
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大橋(メイク)vs古波津監督対談#2

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古:  構想に取りかかるという意味での準備は早かったんだけど、実際にプリシラに会えたのは撮影直前だったんだよね?プリシラのイメージ作り、ヴァンソンとアンバーのメイクはそれぞれどうだった?

大: 実際に会ってみて、まずどこまで創り込むか迷いました。頭の中で大きく出来上がっていたイメージをどう落とし込むか。
特にプリシラは肌の色の見せ方で悩みました。最初のイメージ通り、真っ白な陶器の様に創り込んでいくか、もしくはそれを全てゼロにしてプリシラ本来の良さを生かすか。
結局後者を選択。穏やかでありながら真直ぐな強い瞳をしたプリシラに、ウソのメイクはしたくないと思ったんです。元々の美しさや強さを壊したくないなと。
それは、もちろん最初の構想があったからこその仕上がりであり、段階を経て創っていくことを楽しみました。
そして何よりプリシラ本人が物語の女にスッーと入り込んでくれたからこそ完成したメイクだと思っています。
ヴァンソンは素直な性格そのもの肌の透明感がとても優しくイメージに近いものがありましたから、その肌から感じる色をそのまま引き出しました。
ちなみにアンバーちゃんはほとんど触れていません!あんなに柔らかくて愛らしい肌にメイクを施すなんていやです、、

古: 俳優の良さを伸ばしてとてもいい結果を出せたと思います。

次回はマリオネットメイクのポイントを聞いてみましょう!

映画「マリオネット」の詳細はhttp://www.no-work.com/marionette/


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大橋(メイク)vs古波津監督対談#1

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今回はメイクを担当した大橋さんにお話を聞いてみます。

古:  今回のメイクは通常よりもかなり早い段階から参加してもらったね。
たしか3~4ヶ月くらい前から一緒に構想を練ってもらっていたと思うけど、撮影前の印象はどうだった?

大:  アートフィルムということで、時代や時間を感じるメイクではなく、ひとつの画として各シーンを確立させていくことが出来ると思いました。それは私にとっておもしろい事でしたから、創作意欲がより高まりました。リアリティを求めるよりもシーンごとの世界に合った美しさが出せれば、と。
作品自体もおそらく、どこを切り取ってみても全て同じくらい美しいイメージの世界が拡がっている映像だと解釈していたので、つながりを気にするよりも毎回新たな気持ちでそれぞれのシーンに臨めるだろうと思っていました。

古: 各シーンが独立した絵画のような世界にするアイデアだったからね。つながりとか時間経過とかどこからその服持って来たの?とか聞いてはいけない世界。だからビジュアルは各シーン自由で楽しかった。

次回は大橋さんがどんなメイクに挑んだのか聞いてみましょう!

映画「マリオネット」の詳細はhttp://www.no-work.com/marionette/


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NYのアート系映画祭で入選

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(写真はBrooklyn Art Council のサイトより)

古波津監督から皆様にうれしいお知らせです。

吉報です!
お陰さまで私達の『マリオネット』がニューヨークのアート系映画祭で入選、来月4月29日に上映されることになりました。
本作が初めて海外で上映される日が来ました。
ちなみに今朝届いたのはこんなメールです。

> Dear Yo Kohatsu,
>
> I am pleased to tell you that your piece, Marionette, has been 
> chosen as an "Official Selection" in the 42nd Brooklyn Arts Council 
> International Film Festival.
>
> It will be screened on Tuesday, April 29, 2008 at the BAC Gallery, 
> 55 Washington Street, Suite 218, Brooklyn as part of the 
> Experimental Films program.
>
>
映画祭のホームページ
http://www.brooklynartscouncil.org/

アートに厳しいニューヨークでの入選は素晴らしい事です!
しかもスパイク・リーを輩出した42年もの歴史ある映画祭です。
皆様の才能と努力・度量のお陰です。本当にありがとうございました!
まだまだ出品してるので、続報がある事を願って。

なお、現在私は劇場版「築城せよ!」(2時間の劇場で上映される新作です)
製作に向けて準備を着々と進めております。
本日は名古屋で記者発表をしてまいりました。
大学が本格的に製作に入り込み、周辺地域を巻き込んだ大きなプロジェクト、というのが注目を集めたようで、多くのテレビ、
新聞取材が集まってくれました。
こちらも皆さんのあたたかい応援をいただければ幸いです。
新「築城せよ!」ホームページ
http://aitech.ac.jp/~fpc/top.html?frameNO=1
これからもよろしくお願いいたします!

ではまた次の吉報まで。

古波津 陽


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NICO(ヘアメイク)vs古波津監督対談#4

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古: さて、最後の質問になりましたが。この映画でニコちゃんが好きなのは、どのシーンでしょう?

ニ: 全部まるごと好きです。でも‥音楽は、自分の鼓動が解らなくなるくらい感情が音になってるんです。魔法みたいに、自分がココにいることさえも忘れて、音に包まれてマリオネットの中に入ってる。オープニングの川のシーンから一緒に気持ちもボートに乗っています。
赤城さん・やのさん・ハラダさん、一緒の作品で旅出来たこと感謝致します。命を感じました。
それから、個性的建築で感動しましたロケ地ご協力の東野高校様、大変ありがとうございました。
そして、ご支援ご協力頂きました皆様‥この場を借りまして‥『心からありがとうございました‥!!!!!』

古: 今回は遊びどころが多くてヘアーは本当に面白かったね。全体と合わせて、なおかつ面白い事をやるのは難しいんだけど、こんな場所とメンバーが揃えばおのずと盛り上がるってもんで。その盛り上がり感に歯止めがなくて良かったです。ヘアー、とてもよい暴走してました。お疲れさまでした!
さて、次回はメイクで活躍してくれた大橋さんの登場です!お楽しみに。


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NICO(ヘアメイク)vs古波津監督対談#3

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古: ニコちゃんのヘアーは大きいものも多いけど、カツラを作る事が多いの?

ニ: ウィッグを変形させ、地毛の髪を作ることが好きです。
鬘は、日本では日本髪などで使用されてたりするのは、まだまだ勉強中です。

古: 鳥を出す湖の上のシーンのヘア、すごいね。ニコちゃんの発想から誕生したシーンだけど、一体どこからあの巨大な頭のアイデアが?

ニ: コハツさんにそう言って頂けて、本当に嬉しい。光栄です。鳥カゴは、もともと私は酉年なので、とっても鳥が好きです。(笑)
鳥かごみると鳥を飼いたい訳ではないのですが、宙に浮ける家は魅力的。その鳥かごが頭に乗っかって、ヘアーになっていて鳥が住んでいたらステキでしょ!私も毎日そうできたらいいなぁ!
そして、あの湖のシーンの裏テーマは「慈しみ」でした。相手に届けと‥・大事な大事な鳥を放すのだけど‥。素晴らしいです!監督!美しくて、儚くて、苦しいです。プリシラの演技にも、感情的で何度も感動しました‥
そんな中で、ヘアーでこだわったのは透けるような質感。でもグリーンバックでギリギリな線で色味、透け感たくさんチェックしてもらいましたね、、 監督!
あと、かごのアール感で相手を想う柔らかさ、そして取っ手です。取っ手を着ける事で外部から取り付けられてると言う付属品の鳥かごの認識と宙に浮ける!!

古: あのアクセントがかわいいよね。そしてあそこに糸をかけて、実は釣り竿で釣っていた。重すぎて乗っかんないのね。面白かった。ああいう不自然なものは、見た時に単純な面白さがあるよね。

さて、次回はニコちゃん最終回です。お楽しみに!

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