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赤城忠治(作曲・演奏・ヴォーカル)vs古波津監督対談#5


古: 全体見渡してみてどうですか?
赤: もう一度自分の音楽録りなおししてもいいですか?(いゃー冗談です) 
古: !!(あ~ビックリした)
赤:  ”世界でもっとも美しい短編映画”の完成ですね!
遠い昔から誰かに口伝えされてきた”お伽ばなし”を映像で観てるようだね。そして舞台衣装を担当したセリカさんの目を見張る衣装の数々には世界を感じる。ただの”お伽話”を超えて映像に魔術的力を与えている。
ヘアデザインのNICOさんの冒頭のプリシアさんのヘアーも印象的で美しい!メイクの大橋さんも素晴らしい!最後の方で箱の中人形になった二人が忘れられない。 ヘアー、メーク、照明、カメラアングルでほんとに人形になったように見えた。ちいさな
小道具やマリオネット人形、数々の美しいジュエリーに至るまでどこにも妥協してるものがない。
僕は音楽担当だけど今回の”マリオネット”に関わった全てのスタッフに大きな拍手を送りたい!
お疲れ様でした。このPOPな短編は世界のどの国でも愛されるとものだと思う。大人から子供まで想像力をかきたてられる優れた作品だと思う。
古: もうだいぶ聞いちゃったけど、好きなシーンはどこでしょう?
赤: 小さいけど大きい主役のアンバーちゃん。その表情の豊かさが素晴らしかった。彼女、完成試写会の時監督に”どのシーンが好き?”って聞かれ少し悩んで”全部”って言ってたけど、みんなも同じ気持ちだったと思う。 
カメラマンの辻さんの録った数々の綺麗な絵のなかで赤い布のなかでプリシアが振り向くところ。
ヨーロッパの巨匠の映画でも観ているような、映像美。それを支える感動的な照明の光。
音楽と映像のからみあいで好きなのは月の光のなかで”ワルツ”を踊るプリシアとヴァンサン、澄み渡る声。素晴らしい。ハラダさんの、アンバーちゃんが”荷造りをしなさい”とお母さんに言われる前にかかる曲、そしてエンディングの引越しの日の全てを許し受け入れた少女の気持ちを代弁するように盛り上がる美しい旋律。
古: 僕もあの曲は時々鼻歌で鳴らしてます。
赤: 暴風吹き荒れる飛ばされそうな二人。時計台のシーンでのプリシアさんとヴァンサンさんの切ない想いが伝わるあの名シーン。そして湖で鳩を飛ばすシーン。このシーンほんとに綺麗ですね。結局僕もヴァンサンさんとアンバーちゃんと同じで全部のシーンが好きかな。
古: そういう事になりますね。本編35分のうちに楽曲が鳴っている時間の多い事!ほとんどサントラと共にありですね。それも名曲ぞろい。奇跡です。
赤: 神様が見ていた好きなシーンBEST4
  4、暑い夏の夕暮れスタジオで最後のオンドマルトノを入れ、疲れと充実感に満たされている ハラダさんの凛々しい横顔。 
  3、真夜中の自宅スタジオで”ワルツ”の歌入れで疲れはてて眠りながら歌ってたやのさん。(これは僕も目撃しました)
  2、水槽に飛び込むヴァンサンのマリオネットのシーンに、完成した音楽を合わせたときに思わず大泣きしてしまった赤城君。(次の日納品しましたがセリカちゃんも同じく泣いていました)
  1 徹夜続きでCG作業をつづける古波津監督、気がつくとマウスをにぎったまま大きな口をあけ完成した夢を見てる。朝が来る。またやってしまったか。きっとそんな感じかな?
古: ありがとうございました!超ロングインタビューになりましたが、 みなさんついて来てますか?
次回はこの短編のためにこれまた名曲をたくさん作ってくれた、オンドマルトノ奏者のハラダタカシさんが登場です! 


映画「マリオネット」の詳細はhttp://www.no-work.com/marionette/


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